ヒュンヒュンと

エンジンオーバーホールとなったPX200FL1

PX200FL1の長期不動車を整備した車両

今年の4月に長期不動だった車両を整備させて頂いた車両です。
キャブレターオーバーホール等の軽作業で路上復帰。

ご近所なオーナー、調子は良かったので乗って様子見て悪いところが出てきたら追加整備しましょうとなっていたのですが、長距離乗るとプラグが被ってエンジン停止するとの事で再入庫。

症状的に原因はあれだろうなと思いつつも、エンジン開ける前にキャブレターを再チェックしたり、点火系をチェックしてみたりしたけどやはりそれらは正常。
となるとやはりという事でエンジンをバラしてみたら

クランクシャフトオイルシールが劣化している様子

やはりクランクシャフトオイルシールがアウトでした。

クランクシャフトオイルシールとベアリングが接触し切れている状態

通称といってもうちの店での呼び名ですが、ヒュンヒュンエンジンと呼んでいたエンジンがあったんですよ。
FL1の頃に多かったんですが、エンジンの回転落ちが異常に速いエンジンが新車の時から紛れていました。
原因は、これでした。

今回は接触したところが削れきっているのでエンジンは正常に回りましたが、新車の頃はヒュンヒュンエンジンだったことは確実。
こんだけオイルシールが切れていても長距離じゃない限り普通に乗れちゃうというね。
長距離乗るとこの隙間からミッションオイルを吸い込んでプラグが被る。

といっても今回の車両、前回の整備の時に試運転をしてプラグチェックもしていました。
その時は正常。
かなり距離を乗ると駄目だったようで。

そして

シフトロッドが緩み始めていた部分
ドライブシャフトのスプラインが痩せて交換が必要な状態

以前、リアドラムのセンターナットが緩んだことがあったのかな?といった感じでドライブシャフトのスプラインは痩せていて要交換。
当然ドラムもアウト。
どちらにせよエンジン開ける時は来ていたようですね。

と、真面目に書いて、さっさと去ります。
ビールが待ってる。
サヨウナラ

K.B.SCOOTERS

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