名探偵にはなれない by KBの遠藤

今日は成人の日。
残念な事に
雪が積もった成人の日の朝の風景
ホワイト成人式となってしまいましたね~。
そんな本日の天気予報に備えて一昨日、急ぎでやった作業が。
それは
トラック荷台に積まれた複数の廃棄エンジン
トラックに積みっぱなしで放置していた廃棄するエンジンの解体作業。
っで、このトラックの上に置かれたエンジンの写真をパッと見ただけで

「おっ!古いエンジンも紛れてるね~。」


なんてなった方、あなた、病気です(笑)
そんな病人の方、きっと
旧型のイグニッションコイルが付いたエンジン
プラグコードが外れない旧型のイグニッションコイルを見てそう思ったんじゃないでしょうか。
そうです。
正解。
更にこのエンジンを詳しく見ていくと
プーラー不要タイプの旧型フライホイール
フライホイールはプーラーを使わずに外すタイプ。
発電コイルからのびている配線も
配線がマイナスネジで固定されるジャンクションボックス
ジャンクションボックスの中でマイナスネジを使って固定するタイプ。
この時点で、1980年代前半より前に作られたエンジンだという事が分かりますね~。
っで、ここからが大切なところ。
旧型ではないケーブルステーが使われたエンジン
ケーブル、配線のステーは旧型の物ではない。
旧型カバーに新型クラッチレバーが付いた比較画像
クラッチカバーは右の物がついていました。
カバー自体は旧型のクラッチカバーなんだけど(左が80年代前半以降のカバー)、なんだけど、取り付けられているレバーは80年代前半以降のレバー。
という事は、ここで答えが出ましたね。
このエンジン
1981年3月に、あのPIAGGIOエンジン組み立ての神と言われた
イタリア人アルベルトさん(エンジンの神という設定)
アルベルトさんが組み立てたエンジンですね!
というのは冗談ですが、1980~1983年位の間のvespa50sに積まれていたエンジンだという事が分かりますね。
といっても、いままで整備して書き留めておいたデータで判断しているので、年代の幅はもう少し広いかもしれません。

一つ言えるのは、こんな知識、何の役にも立ちません(笑)
この知識があったから連続殺人事件を解決できた!
彼女が出来た!
お金持ちになった!
うんち洩らした!

みたいな事は人生の中で起きる確率は0%。
忘れてください。
この知識があったところでコナンにも金田一少年にも小林少年にもなれません。

さて、無駄な事書いてる暇はない。
さっさと整備仕事しよ~っと。
ソレデハ!

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