南相馬市へ by KBの遠藤

昨日はお休みしてしまい迷惑おかけしてしまい申し訳ありませんでした。
そんな昨日という1日は、気付くとかなり前からお世話になっている、茨城県土浦市のCHIC-SALEさんの車に乗せて頂き
CHIC-SALEの車で福島県南相馬市へ向かう道中の様子。
向かった先は福島県南相馬市にある託児所 【KID'S CLUB】さん。
放射能の関係で水をまだまだ必要としているという事で
南相馬市の託児所「KID'S CLUB」前での水の支援活動。
ミネラルウォーターを
配達した大量のミネラルウォーターの段ボール箱。
お届けしてきました。
シークセールさん、チャリティーTシャツを販売して、そのお金で南相馬市にミネラルウォーターを購入して配達するという活動を去年からやられています。
そこに自分も乗っからさせて頂きました。

南相馬に至るまでの間に飯館村なども通りましたが、人の気配がほとんどしない、寂しい光景が・・・

福島第一原発周辺の地域、今まで何度もツーリングで通ってきましたが、原発の爆発事故で、本当に変わってしまったんですね。

耕す人がいなくなった
耕す人のいなくなった原発周辺の広大な耕作地。
耕作地。
観る人もなくただただ咲いている
無人の土地に咲き誇る満開の桜の木。
桜。
何ともね・・・
そんな状況になってしまってもそこに暮らしていかなければいけない方々も大勢いるのが現状。


周辺地域の自然はそのまま何もなかったように葉は生い茂り、花は咲き、生き物たちは子孫を残し、何事も無かったかのように時は流れているかのように見えますが、その自然にも確実に人の手で造りだされた放射性物質が降りかかり汚染されてしまっている現状。


原子力発電という事に関係していた人も、関係していなかった人も、老若男女を問わず、有無を言わさずに巻き込まれていく事の恐ろしさ。
事故が起こった後の国の対応にも人間という生物の恐ろしさを感じますよね。
人が暮らすという事はそれだけで既にエゴ丸出しの行為だとは思いますが、更なる欲に駆られて突き進んでいって起きた原子力発電所の事故。
容易く除去する事が出来ない爆発により撒き散らされた放射性物質。
人の手により人が住む事が出来ない地域を作り出してしまったこの悲劇。

今現在も原発周辺に残って暮らされている方々は普通に生活を営むだけでもかなりの苦労を強いられている事と思います。
昨日の体験を通し、昨日という1日だけではなく、これからも継続して何かが出来ればいいなと強く思う事が出来ました。

託児所に水をお届けした後は、
津波被害を受けた南相馬市の海沿いの地域の光景。

崩れた防波堤と瓦礫が残る海沿いの風景。

家屋が流された跡地に残る基礎部分。

破壊された建物の残骸が残る海辺の一角。

自然の中に取り残された破壊物の一部。

津波被害で地盤がむき出しになった区域。

崩壊した建造物と雑草が生い茂る被災地。

津波による破壊の爪痕が色濃く残る風景。

津波の痕跡が今も残る被災地の道路脇。
放射能の恐怖だけではなく、津波にも襲われているんですもんね・・・
1年以上経った今でも津波の痕跡はありありと残っています。
色々と忘れてはいけないですね。
日々暮らしている内に色々な事を忘れて行ってしまいますが。



シークセールご夫妻&姫さん、お蔭様で、頭の中で考えている事より、実際に感じる事こそが大切だという事が良く分かりました。
貴重な体験をさせていた頂く機会を頂きありがとうございまた。
そして、また宜しくお願い致します。

最後に、南相馬市で暮らしながら色々と活動されている【KID'S CLUB】さんのブログのリンクを貼っておきますので興味がある方、読んでみてください。
http://ameblo.jp/kids-club-ms/

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