潮風に吹かれて

挫折したのが
ベスパ100のエンジン始動作業
ベスパ100のエンジンをかける作業。
海沿いの地域で10年以上放置されていた車両。
各部錆が半端じゃない。
エンジンは開けることになるのでその時にまとめて整備。
本当は一度エンジンをかけてみてから開けたいけど、錆でボルト固着しまくっているのでエンジン降ろしてから固着ボルト達を破壊していった方が早い。
去年から油漬けにしておいたんだけど通用しなかったようで。
この100のオーナー様からお預かりした車両はもう一台。
錆びの激しいベスパ125ET3
ベスパ125ET3。
こちらも同じ場所での保管なので錆がやばい。
去年エンジンかけて最低限の試運転はしたんですが、エンジンは要オーバーホール状態。
予算が読めないと駄目なので作業を進めず100のエンジンをかけ状態をつかみET3と合わせたお見積もりと思っていたのですが、100のエンジンをかける作業に挫折したので予定変更。
ET3の整備を進めてET3だけで先ずはお見積もりという事に。
100はエンジン開ければ大まかなお見積もりは作れる。
そんな作戦。
それにしても、塩の力は凄いですね。
ヘッドライト取ろうと思っても錆に阻まれ30分位格闘。
やっととれたと思ったら
ベスパのライト内部から出てきた蜂の巣
ライト内から蜂の巣出てきてなんだこりゃ。
エンジン降ろすのにも時間がかかりましたが
錆びついたフライホイールプーラー取り付け部
フライホイールプーラーをかけるネジ山も錆が凄くプーラー嵌めるのに苦戦。
やっとエンジンばらせた。
掃除しましょと思ったら
汚れが固着したクランクケース
ケースにこびりついた汚れはカッチカチ。
固まった紙粘土のような感じで汚れが固まっていて中々落ちない。
クランクケース表面が酸化して汚れと一体化しているようです。
汚れ落としで四苦八苦。
やっと
洗油で洗浄中のクランクケース
洗油で洗う作業に移りましたが、カチカチの汚れは洗油でも落ちないから洗油かけながらこそぎ落としていく作業。
洗油はキンキンに冷えているので手が悴む。
早く洗いたいけど手が動かずに余計に時間がかかる。
ハナミズは垂れてくる。
膀胱はパンパン。
駄目だ。
トイレ休憩となって事務所の暖房に当たりつつブログに逃げている今現在。
洗浄作業はまだまだ続く。
というか終わりが見えない。
海沿いの地域や塩カル撒かれている雪国の地域の整備屋さんってのは大変なんだろうな。
いつもは10分で書き終えるこのブログ、今日は永遠と書いていたい。
事務所でぬくぬくしていたい。
けどそうもいかない。
塩との対決は続く。
手が死んじゃうよ。
そろそろ作業に戻りましょ。
ソレデハ

K.B.SCOOTERS

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