みちのく未知の道 8/26 by KBの遠藤 

みちのく未知の道ツーリング2日目。

この日の第一目標。
山形~宮城にまたがる、蔵王エコーライン。
蔵王高原を走るこの道、今まで、東北ツーリングの際、何度か走ろうと思っていたのに、中々、ツーリングルートに組み込めずに走れなかった道でした。
念願叶い。
と言った感じの今回。

喜び隠さず、はっちゃけモードで、早朝から走り出す。とすぐに実感。
盆地の日の出は
蔵王の盆地に昇る朝日とベスパのスクリーン越しの景色
四方山に囲まれているので、日が顔出す時間が、遅いんですよね。

っで、早朝なので、道は物凄く空いている。いや、ほぼ、車が走っていない状態なので、あっという間に
早朝の蔵王エコーラインを走るベスパと広がる青空
蔵王エコーラインへ突入!
いや~、期待を裏切らない、走っていてとても気持ちが良い道で、景色眺めつつ、夢中で走っちゃいましたよ。
車が全く走っていない時間だったもんで、適当に道端でベスパをとめて飲む煙草   いや
ベスパを停めて道端で味わうロイヤルミルクティー
ミルクティーの美味しい事と言ったらね(笑)
エコーライン、本当に良い道。
テンションあがって走っているうち、目に飛び込んできたのが、眼下に広がっている
遠くの山並みに広がる幻想的な雲海の風景
ちょっと分かり辛いかな?
山の稜線の向こうに広がる朝の雲海
雲海!
ヒャッホ~!
テンション最高潮。
雲海ですよ。雲海。雲の海!あれっ?しつこい?
だって、自分、雲海大好き人間なもんでね。
飛行機にも乗らない、山登りもしない自分にとっては、綺麗に広がる雲海を見れる機会って、殆ど無いんですよね。
幼き頃に初めて雲海を見て以来、雲の上にいる自分っての$#%&~=I(U
まっ、熱く語ってもしょうがないか(笑

兎に角、これだけで、今回のツーリング、走った価値ありましたね!
大満足。
っで、辿り着いた
刈田岳山頂の木製標識と背景に広がる火口湖

お釜と蔵王の山並みを遠望する広がりのある風景
刈田岳山頂。
お釜と呼ばれる
刈田岳山頂から見下ろすお釜の火口湖
噴火口、いいね。最高!
そしてやはり、山頂から眺める
雲間から差し込む朝日と重なる山の稜線
写真じゃ分り辛いけど、眼下に広る見渡す限りの雲海。
誰もいない山頂で、独り、30分程、雲海眺めて良い時間。
朝一番で走った甲斐がありました。

とても大きな満足。
そんな思いを抱きつつ、宮城県側に下りはじめましたが、走りつつ、重要な事に気付いてしまったり。。。
あの、雲海、素敵な奴なんだけど、広がっていたのは、、、宮城県側。。。
あれま・・・
と思いつつ走るとやはり、グングンと近づいてくる、、、
光が差し込む谷間に広がる朝の霧と雲海
雲海。
そうだよ。そうね。そだろよ。
雲海へ、突入・・・
した後は、当然・・・
曇り空にうっすらと浮かぶ太陽と電柱、電線
曇り空。
雨も、チョコチョコとパラパラと。
上から見ていてあんなにテンションをあげてくれた雲海だけど、もぐってみればね(笑)
何事もそんなもんかな?

っで、大問題が。
宮城県側に来たのはいいんだけど、この辺って、結構、走った事がある道ばかり。
しかも、国道4号とか、国道6号とか、テンション上がらない道ばかり。
以前、宮城県仙台市からは【国道を使わない】という縛りで茨城県まで帰って来たこともあったりするので、かなり細かい道も、走った事があったりするんですよ。
どうしようか。
と休憩しつつ地図眺めていたら、あった!
ありました!!!
南下するルートの中で、いまだ走った事がないルートが。
国道349号線。
宮城県柴田町と城県水戸市を結ぶ国道です。
走り始めは
阿武隈川沿いに広がる緑豊かな川辺の風景
阿武隈川沿いを走り、
途中、
雲海の中に突入する直前の山の稜線と朝の光
阿武隈高原を走る事が出来る道。
しかし残念な事に、結構な頻度で市街地を走る場所があるから嫌気さしつつ、それでも、一日目の奥会津と同じで、何も無い山間の山村を走るのは、自分としては、好きな道。
色々な集落を駆け抜ける際、建っている家の造りや、農作物の移り変わりを眺めていても、楽しめます。
集落によって、家の造りって特色があって、面白いんですよね~。
少ししか離れていない隣の集落なのに、屋根の形が全然違ったり。
長い年月をかけて、それぞれの集落で独自に進化してきた建物達。
これらを、いっきにパラパラ漫画の如く変化していく様を眺めて走るってのも、自分の中のツーリングの楽しみの一つです。
まっ、これに関しても、力説はしません。
共感して頂かなくても結構です。
分かっていますよ。自分が好きな物って、。少しずれているって事は(笑)

建物だけではなく
二本松市の杉沢の大杉と周囲の集落風景
福島県二本松市の杉沢の大杉なども見てきたり。
樹齢、600年とも1000年とも言われている杉の木。
天然記念物との事。
凄いですよ。
この杉。
1本、ボカンと規格外なスケールで建ち聳えています。
よく、この長い年月の中、雷に打たれて焼けたりしないで生き残ってきたもんだと感心してしまいますよね。
当然、これだけ長く生きていると、赤ベコの如く、伝説付きの大木ですよ。
実は過去に、人の姿に化けた事あり。
名前は お杉。
精顕という男性と恋に落ち、京の都へ。
お伊勢参りした後、この地へ戻り、子宝にも恵まれたとの事。

なんだか、伝説と呼ぶには、普通ですね(笑)
っが、普通が故に、心温まる、まんが日本むかしばなしで良い感じ。

この国道349号線とは、水戸まで走りきらずに、福島県棚倉町でサヨウナラ。
栃木県道60号線へ。
途中、自分にしては珍しく、コンビニで昼ごはん。ではなく、
手打ち蕎麦屋「そばよし」の外観
そばよしという手打ち蕎麦屋さんで、
青空の下、田舎道を走るベスパと長閑な風景
そばなど食してみたり。
これが、大ヒット!
普通盛りは、天ぷらも付いて、800円。
大盛りだと200円プラスで1000円。
お味は、自分好み。
ゴメンナサイ。
蕎麦に詳しくないので味が分かるように語る事が出来ないのが歯痒いんですが、とにかく、自分の好みにストライクなお蕎麦でした。
場所は、栃木県那須町の伊王野という場所だと。
携帯の電波が届かないようなマニアックな場所だったもんで、詳しくは分かりませんが(笑)
よくツーリングの際は通る場所だから、また行こう!と思ったら、定休日が、水曜日。。。
被ってるや。残念。
蕎麦食べた後は、走っても楽しくないような道路を、消化走行。
無事帰宅。
この日の走行距離449km。
2日間合計925km。
本当に良い時を過ごせました。
満足。
また来月も、ツーリングにいければ、幸せですね。
その為には、それまでの間、ばっつり働かなきゃいけませんね~!
それにしても、一度キチンと整備したPシリーズは、何だかんだと、頑張って走ってくれますね~。
逆に、中途半端に手を入れたPだと、完調な所まで整備しきるまでに、チョコチョコとトラブル発生して大変だったりしますが。
製造されてから30年経っていますからね。
当然です。
PXではなく、Pに拘って乗りたい方は、バシッと覚悟決めて整備して乗るのが、後の、楽しいベスパライフに繋がるのではないかと思いますよ~。
今夜は、頑張り屋さんの自分のP200Eに乾杯!

明日も仕事。
寝よ。
オヤスミナサイ

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