ベスパカスタムへ道。 K.B.の遠藤

本日は、カスタム依頼を受けているPXのドロップハンドルとシートの下拵え。なんてお仕事を。

ドロップハンドルやシングルシートなどPXのカスタム部品

ドロップハンドル・・・

PXのドロップハンドルの内側の状態

いつも素敵な仕上がりで、ドイツから日本へ。遠路遥々やってきます。

PXのハンドル内部の補修痕を赤で示した写真

ゲルマン魂溢れる、やる気マンマン、ほとばしる溶接痕。塞がれちゃってるケーブルが通る穴。

全くもって、ドイツ。だね。っつうか、本当にドイツ製?

仕方が無い。では無く、いいねドイツ!ってなテンションで穴あけ直したり、ウ●コもりもりな溶接痕を削ってみたり。イッヒ!イッヒ!

しかし、これはまだ下拵え。

肝心なのはこれからです。

仮組みして問題ある所を加工。また組んで。の繰り返し。

普通に、そんなもんです(笑)

仮組みしないまま塗装なんてしちゃったら・・・

泣くに泣けない大惨事。な事は確実。

お次はシート。

シングルシートに専用のクッションを。

PX用カスタムシートにクッションを仮固定した状態

あくまで、専用なのに!!!

PX用シートに取り付けたクッションのはみ出し部分

なんじゃこりゃ!!!

思いっきり、はみ出しちゃってます。

ヤッホ~イ!!!イ~ハ~!!!

「外国製だから!」

と言ってこのまま納車する訳にはいかないんで、これまた加工。ですね・・・

まぁ、こんなもんです(笑)

ふぅ・・・

どうせ作るなら、きちんと作ってくれてさえいれば、もう少し組み付け工賃を抑えられるんですけどね・・・

これが現実。ある意味、素直に付くパーツがあると、「どうしたよ?天変地異の前触れか?」なんて勘ぐってしまう位なもんですよ(笑)

そんな感じの作業でしたが、本日ご来店された150スタンダードのオーナーの方と、小説話でチョッと盛り上がったり。

谷崎、太宰、大江健三郎、夢野久作、江戸川乱歩。etc・・・そしてトドメの星新一。

中学生の頃に読んだ星新一は未だに自分の心に残っている事を再確認。

最近、歴史物ばかり読んでいましたが、再び小説読みたいな。何て気持ちがムクムクと。

今度は誰の小説読もうかな。何て考えつつ今夜も晩酌。

オヤスミナサイ。

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