関東ベスパ電気保安協会 by KBの遠藤

ここ最近、電装関係のトラブルで入庫してくる車輛が多いような気がします。
今日の作業は、1年程放置していたという50s。
火が飛ばない。
との事だったんですが、確かに、点火系にトラブルを抱えているようで、火が飛びません。
色々と探ってみたものの、原因と思しき場所は
カバーを外した電装配線がむき出しになっている状態
発電コイル周辺しかないと思い、けど、何故に?と少し悩む・・・
配線を触った時の感触が微妙にグニュッとしているような。
怪しい!ってな感じで配線のカバーをひん剥いてみると
被膜が溶けて一体化し、色の判別が難しくなった配線
グニャングニャンの、通称ネリ消し配線と呼ばれる状態に。
こうなると、赤も緑も黄色も黒も入り乱れ、中に入っている線同士が接触して、トラブル発生。
普通だと、ここまで来ている車輛は
電装トラブルを起こしていた車両の配線取り出し部分
カバーの外の部分もグニャグニャになっていたりしますが、今回の車輛は、カバーに隠れた部分だけがネリ消し状態。
まっ、原因が特定できて良かったですが。
配線を新しく引き直し、キャブレターの中も洗浄して試運転。したら
修理後に再始動されたベスパ50sのフロントビュー
排気漏れが酷すぎる以外は、いいんじゃない?ってな感じで絶好調!

そしてもう一つの電装トラブルはvespa125ET3の、
プラグキャップが破損して配線がむき出しになった様子
最近、ブログのネタに書いたプラグキャップ破損。
プラグのネジ部が曲がってしまっている様子のクローズアップ
プラグの頭までグニャリと曲がっています・・・
この車輛はまだ火が飛んでいましたが、ここが原因でエンジンストップ。なトラブルが起きる寸前でした。
新品のプラグキャップへ交換した直後の状態
プラグキャップを交換して、
夜間に試運転中のベスパ125ET3のリアビュー
試運転して、こちらも絶好調!
この車輛、スロットルケーブル切れで入庫してきたのに、次から次へとやらなきゃいけない所がテンコ盛りで、どんどん作業が増えていってしまいました・・・
っが、これから暫くは安定して動いてくれるのではないかと。
最後に、サービス作業として
エンブレムが欠品している状態のフロントビュー
vespaってエンブレムが取れてなくなっていたのが気になったので、中古の、程好くやれたエンブレムを
vespaエンブレムを取り付けた直後の車体フロント
取り付けて作業終了!

このエンブレムが付いてるか付いてないかで、随分と車輛の醸し出す空気が違うと思いません?
なんとなく、このフロントのエンブレムが付いてないと、ボロ~イような印象を持ってしまうのは自分だけでしょうか。。。


やったぞ~~~~~~~!
久し振りに、真面目なベスパブログを書いたような気が(笑)

そして、今週の水曜日は、久し振りにツーリングに行っちゃおうかな~。
なんて思ってみたり。
何処に行きましょか。
と悩みつつ、酔い晩酌な感じで
オヤスミナサイ

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