壊れる?壊れない? by K.B.の遠藤
キックが降りたり降りなかったり。う~ん。重症な予感・・・
そんな状態になったLMLスターデラックスのエンジンをオーバーホール。
自分の予想では、クランクシャフトのオイルシールが飛び出して、クランクその他に絡んでる。
ってな感じだったんですが、エンジンを開けてみたら、、、予想に反して、オイルシールは無事。
代わりに、クランクケースの中には、無数の鉄片。

この鉄片、どっから来たよ???ってな感じで犯人探し。
犯人は・・・

なんと、クランクシャフトのビッグエンドベアリング・・・
砕けてバランバランに→破片がクランクケースの中に散らばる→シリンダーへも。ってな結果。
こんな事は初めてです。
LMLはインド出身が故に、シヴァ神(ヒンドゥー教の破壊神)の逆鱗に触れるような事があったのか???あるはず無いけど(笑)
そんな訳で、破壊の後に待っているのは再生。
どんな感じで蘇らせましょうか???ってな今日の出来事。
そして、自分のP200Eも、旅の後始末。
海沿いも走ったんで、洗車&オイル交換は帰宅した翌日に済ませていましたが、残りの作業。
それはタイヤ交換。
ベスパは、思いっきりリア荷重なんで、フロントタイアは殆んど減らない変わりに、リアタイヤの消耗はとても早いです。
ツーリングに行く前に新品を履かせたリアタイヤも、

2000km以上走ったもんで、残りの溝は三分の一以下に。
本来なら、フロント→リア→スペアとローテーションすれば長持ちですが、今回は面倒でスルー(笑)
リアタイヤはスペアに格下げ、元のスペアは新品と交換してフロントに、フロントはリアへ。
きちんとローテーションすれば長持ちしますよ~!
今回のツーリングでも自分のベスパは頑張ってくれました。
アクセル殆んど全開で、この酷暑の中を1日12時間以上、約500km弱を走り続けてくれた訳で、
その間、熱ダレなんかも一切無し。強制空冷のいにしえな構造のエンジンなれど、侮れませんね。
とはいえ、標高の高いところではガソリンが濃くなりカブりがち。
八幡平アスピーテラインではアクセル全開でも時速60km。軽自動車に道を譲る羽目に(笑)
それでも頑張ってくれた自分のベスパに愛着倍増!
大排気量の快適バイクも良いですが、苦しみ抜いて乗り越える達成感も良いものです。
そんな訳で、まだまだ酷な場所にもこのベスパと突入する事でしょう。
今夜は、頑張ってくれたP200Eに乾杯!!!
オヤスミナサイ