これはダメだろピアジオさん
アルミの粉まみれだったP200Eエンジン、洗浄作業をしながらケース内部をチェックしていたら、???
おかしい。
なんで

写真じゃ分かり辛いかもしれませんが、クランクシャフトベアリングのクラッチサイド、ベアリングを押さえるサークリップとベアリングの間に隙間がある。
本来、ベアリングとサークリップの間に隙間なし。
というより、隙間が出来るはずがない。
おかしいなと思い裏を見ると

あれれ?
ベアリングを固定する物が何一つない。
Pのクランクケースだと


裏にもサークリップが入る溝が切ってありベアリングの位置そこで固定されます。
もしくはスタットボルトが入っていて、そこにプレートとワッシャーを入れ、ナットでベアリングを固定する。
このどちらかなんだけど、今回のクランクケースはサークリップの溝もなければスタットボルトもない。
こんなのあるの?
初めてみました。



プレートでベアリングを固定する方式に改造というのか?普通の姿に。
これでベアリングを正規の位置で固定できる、バッチリOK。
こんなクランクケースは初めて見たけど、こんな仕様の時があったのか、それともスタットボルト入れる加工が忘れらたクランンクケースをそのまま使ってしまったのか。
多分、後者のPIAGGIO工員が「いいんじゃね?見なかったことにしちゃえば。取り合えずピザ食べるべ」という感じで出荷されちゃったエンジンなんじゃないのかな・・・
修正できる範囲での不良品だったから良かったけど、修正の手間がかかるってのは良くない。
大体、こんなのってエンジン何基もバラした人じゃなきゃ気付かないでしょ。
微妙に嫌な不良品。
そんな時もあるようで。
そんなPIAGGIOスタイル。
それにしてもまた台風のようで。
嫌になりますね。
裏の生垣で長い事吹き飛ばされずにい続けている


そんな生垣の向こうには彼岸花の姿。
そんな季節なんだと諦めつつ、店に引き籠って作業進めればいいさ。
といった感じでソレデハ
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