まさか 苦悶 by KBの遠藤
昨日、終わりか!なんて書いたvespa50s、油断してましたよ・・・
今朝、エンジンのかかりをチェックと思ったら、、、オイルが漏れているような跡がエンジンの下にほんの少し。
どうしたよ?
何?
何が起きてる?
当然、見なかった事にするわけにはいかないので、オイル漏れの原因を探る事に。
ここからが泥沼。
オイル漏れが発生している箇所はすぐに特定出来ました。
レバーの付け根(写真は実際のエンジンではなく、転がしエンジン4号の写真です)
ここ、オーバーホールした際、当然、オイル漏れ防止のためにクラッチカバーの中に入っているOリングは交換済み。
という事は、削れて穴が大きくなっているのかな?
と安易に考え、オーバーサイズのOリングを投入して組み直し。
これでOK!
と思って試運転。
結果、やっぱり漏れる・・・
再度クラッチカバーをバラして点検。
してみるも、そんなにおかしな事にはなっていないと思うんだけど、実際に漏れている。
クラッチカバー交換だな。
と、新しいクラッチカバーを組んで再度試運転。
結果、またまた漏れてる・・・
どういう事よ!
どういう事なんだよ!!!
クラッチカバーが原因だと思い込んでいましたが、他の原因がある事は確実。
またまた、クラッチカバーを外してあちらこちら点検。
っが、やはり、オイルが漏れているのはレバーの辺り。
これ、もしかして、クランクケースの加工不良かも・・・
そんな予感が。
一度、クラッチカバーを組み直して再度、エンジンオイルを温めて柔らかくしてから漏れている場所を点検。
そしてやっと、やっとです。
原因を特定!
ご丁寧に
丸の辺り、そうです、レバーの裏側の辺りがピンポイントでお湿りさん。
レバーの穴が原因だと思い込んでしまったのも無理はない感じ。
っで、ここからが問題。
目視できるレベルではケースに歪みや傷、素穴などはありません。
っが、漏れるという事は、やはり、クランクケースに歪みがあると考えるしかなく、これをどうしてやろうかと悩みに悩む。
当然、液体ガスケットで漏れを止めるレベルではないので悩むわけです。
選択肢は3つ。
1
クランクケース交換。
2
一度、エンジンをバラしてクランクケースを内燃機屋さんに出して歪を修正してもらう。
3
己の手で、オイルストーンで修正。
悩みに悩んで出した結論。
1と2は、最終手段としてとっておき、3のオイルストーンで修正に挑戦。
クランクケースを交換するにせよ、内燃機屋さんに出すにせよ、どちらも、オーナー様の金銭的な負担が大きいです。
という事で、やれるだけやってみようと作業開始。
以下、写真はありません。
一箇所だけ削り過ぎないように気を遣いつつ、何処に歪があるのか擦れ具合などで判断しながら、慎重に削っていって、これくらいでOKか。
となったらカバーを組んでエンジン始動。
エンジンオイルが温まるまで回し続けてオイル漏れのチェック。
そして、漏れる・・・
再度、同じ作業を繰り返す。
そしてまた漏れる。
またまた、バラす。
的なね。
何度途中でめげそうになった事か・・・
いじけて何度も喫煙休憩。
最終的に何回バラしたかは数えませんでしたが、徐々に、漏れるオイルの量は少なくなってきて、最後、漏れなくなって作業完了!
これ、どうよ!解決したぜ!俺凄い。どうよ!ってな作業ではなく、完全に、根気で勝負な地味地味作業。
1日かかってしまいましたよ・・・
1日あれば、クランクケース交換した方が早く解決できましたよね・・・
作業的には上手くいったけど、商売的には、、、完全にアウト。
やってしまった感がプンプンですね。
これで1日かけて解決しないで最終手段のクランクケース交換とかなったら、完全に無駄な1日になってしまう所でした。
危なかった・・・
手で修正できるレベルの歪で良かったよ。
作業途中、ふと、このベスパに元々組んであったリアタイヤを見てみたら
やはり、オイルが漏れていた痕跡がありました。
これまた、というか当然な事なんだけど、新車の時からオイルが漏れていたという事になりますね~。
このベスパ、使われているパーツの不良品の確率が高過ぎでしょ。
しかし、時にこんな車両があるんですよね。
いままで、そんな不運なベスパを何台も見てきました。
そんなもんです。
っが、それを、そんなもんで片付けないで普通な状態にしてあげるのも自分らの仕事ですからね。
という事で一件落着。
そんな一日になったから、流石に疲れました・・・
何せ自分、根気がない人間。
今日は、そんな自分が根気全開で作業したからね、ヘロヘロ。
早く酒飲みたいよ。
つうか、飲も。
サヨナラ
今朝、エンジンのかかりをチェックと思ったら、、、オイルが漏れているような跡がエンジンの下にほんの少し。
どうしたよ?
何?
何が起きてる?
当然、見なかった事にするわけにはいかないので、オイル漏れの原因を探る事に。
ここからが泥沼。
オイル漏れが発生している箇所はすぐに特定出来ました。

ここ、オーバーホールした際、当然、オイル漏れ防止のためにクラッチカバーの中に入っているOリングは交換済み。
という事は、削れて穴が大きくなっているのかな?
と安易に考え、オーバーサイズのOリングを投入して組み直し。
これでOK!
と思って試運転。
結果、やっぱり漏れる・・・
再度クラッチカバーをバラして点検。
してみるも、そんなにおかしな事にはなっていないと思うんだけど、実際に漏れている。
クラッチカバー交換だな。
と、新しいクラッチカバーを組んで再度試運転。
結果、またまた漏れてる・・・
どういう事よ!
どういう事なんだよ!!!
クラッチカバーが原因だと思い込んでいましたが、他の原因がある事は確実。
またまた、クラッチカバーを外してあちらこちら点検。
っが、やはり、オイルが漏れているのはレバーの辺り。
これ、もしかして、クランクケースの加工不良かも・・・
そんな予感が。
一度、クラッチカバーを組み直して再度、エンジンオイルを温めて柔らかくしてから漏れている場所を点検。
そしてやっと、やっとです。
原因を特定!
ご丁寧に

レバーの穴が原因だと思い込んでしまったのも無理はない感じ。
っで、ここからが問題。
目視できるレベルではケースに歪みや傷、素穴などはありません。
っが、漏れるという事は、やはり、クランクケースに歪みがあると考えるしかなく、これをどうしてやろうかと悩みに悩む。
当然、液体ガスケットで漏れを止めるレベルではないので悩むわけです。
選択肢は3つ。
1
クランクケース交換。
2
一度、エンジンをバラしてクランクケースを内燃機屋さんに出して歪を修正してもらう。
3
己の手で、オイルストーンで修正。
悩みに悩んで出した結論。
1と2は、最終手段としてとっておき、3のオイルストーンで修正に挑戦。
クランクケースを交換するにせよ、内燃機屋さんに出すにせよ、どちらも、オーナー様の金銭的な負担が大きいです。
という事で、やれるだけやってみようと作業開始。
以下、写真はありません。
一箇所だけ削り過ぎないように気を遣いつつ、何処に歪があるのか擦れ具合などで判断しながら、慎重に削っていって、これくらいでOKか。
となったらカバーを組んでエンジン始動。
エンジンオイルが温まるまで回し続けてオイル漏れのチェック。
そして、漏れる・・・
再度、同じ作業を繰り返す。
そしてまた漏れる。
またまた、バラす。
的なね。
何度途中でめげそうになった事か・・・

最終的に何回バラしたかは数えませんでしたが、徐々に、漏れるオイルの量は少なくなってきて、最後、漏れなくなって作業完了!
これ、どうよ!解決したぜ!俺凄い。どうよ!ってな作業ではなく、完全に、根気で勝負な地味地味作業。
1日かかってしまいましたよ・・・
1日あれば、クランクケース交換した方が早く解決できましたよね・・・
作業的には上手くいったけど、商売的には、、、完全にアウト。
やってしまった感がプンプンですね。
これで1日かけて解決しないで最終手段のクランクケース交換とかなったら、完全に無駄な1日になってしまう所でした。
危なかった・・・
手で修正できるレベルの歪で良かったよ。
作業途中、ふと、このベスパに元々組んであったリアタイヤを見てみたら

これまた、というか当然な事なんだけど、新車の時からオイルが漏れていたという事になりますね~。
このベスパ、使われているパーツの不良品の確率が高過ぎでしょ。
しかし、時にこんな車両があるんですよね。
いままで、そんな不運なベスパを何台も見てきました。
そんなもんです。
っが、それを、そんなもんで片付けないで普通な状態にしてあげるのも自分らの仕事ですからね。
という事で一件落着。
そんな一日になったから、流石に疲れました・・・
何せ自分、根気がない人間。
今日は、そんな自分が根気全開で作業したからね、ヘロヘロ。
早く酒飲みたいよ。
つうか、飲も。
サヨナラ