老いる交換 by KBの遠藤

今日は、お客様よりお預かりしたベスパのボアアップ作業など。
ボアアップ作業前に整備中のベスパ
このベスパ、現オーナー様は、購入したて。
取り合えず、点検など。という事でお持込頂きました。
っが、クラッチがズルズルに滑っていて、ついでに、後に予定していたボアアップもしちゃいましょうか。
な流れだったんですが、このベスパ、キテマシタ。。。

リアブレーキを開けてみると
オイルに濡れてベトベトになったリアブレーキシュー
ワァオ~
ブレーキシューが、オイル塗れでデロンデロン。

まっ、ありがち。ですね。
リアブレーキパネルのオイルシールが駄目になったり、余りにも排気漏れが激しかったりすると、こんな状態は当たり前。

更に、作業がクラッチ交換に至ると・・・
クラッチカバーを開けたら
クラッチカバー内にこびりついたオイル汚れの様子
オイルがデロデロにこびりついてます・・・
当然、クラッチは
フリクションプレートにオイル粕が付着したクラッチの状態
エンジン内部のオイルの流れが丸分かり。な感じで、オイル粕がこびりついていますね~。

クラッチカバーを開けた時に、???と思ったんですが、クラッチをばらしてみたら
コルクが剥がれ落ちてしまったフリクションプレート
フリクションプレートのコルクが、剥がれ落ちてます・・・

これじゃ、クラッチがズルンズルンで仕方がないですね~。

こんな状態のクラッチは稀ですが、エンジン内部が、汚れきってデロデロになっているのは、自分的には、日常的に目にする光景だったりします。
キチンと統計取っている訳ではないんですが、KBに入庫してくる車輌の7割以上は、こんな状態だったりしますね・・・
自分が目にするベスパの中では、特別に汚い。というレベルでもありません。
こんなに汚れる原因は、たった一つ。
一つだけです。
ミッションオイル不足。
ミッションオイルの交換をしないまま乗り続けた結果。
それが、この姿。

いままで何度か同じような事を書いていますが、皆さん、ミッションオイル交換、キチンと定期的にしてますか?

俺はやってるよ。

というキチンとした方は、稀な存在。

という事になるんじゃないのかな?

だってね、今まで見てきたベスパのエンジン内部といったら・・・

3000kmに1回。

たったそれだけの事をしてあげるだけで、エンジン内部の汚れ具合は、変わりますね。

キチンと定期的に交換してると、数万キロ走っていても、各部品はそれなりに消耗していたとしても、ピカピカに輝いていたりします。

その差は、距離を走れば走るほど、時間が経てば経つほど、露骨に差が出てきますね。

年間3000km以上走らない。
という方も、年に1回位は変えてあげると、随分違います。

ご来店していただければ、すぐにやれる作業です。

たまには、ミッションオイル交換、してあげませんか?

という事を、たまには真面目に書いてみましょうか。

な感じで書いてみました(笑)

幸いな事に、今回ネタに使わせていただいたベスパのオーナー様は、乗り物をキチンとメンテナンスして乗っていく方のようなので、一安心。
このベスパのエンジン内部、これからは、綺麗な状態を維持して乗って頂けそうです。

タイヤの空気圧の管理とミッションオイル交換。


これだけは、キチンとやっておきましょう!




と書いている今現在、KBの窓の外から、バチバチと激しい音が聞こえてきます。
何事?
と思ったら、どうやら、雹が降ってきているようで・・・
おかしいね。
おかしなことになっていますね。
今年の春というやつは。


今夜は、KBにお泊り。
こんな風に寒い夜は、人肌恋しく    なりはしないね!
自分には、暖か寝袋が待ってるぜ!
そんな夜です。
オヤスミナサイ(強がりつつも本音は涙)

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