真面人エンジン by KBの遠藤

今日は、昨日の蟲塗れエンジンオーバーホールの続き。
チョコチョコとバラシたり各パーツチェックしたり。
分解されたベスパのクランクケース内部の状態
エンジンをばらしている時に
ベスパのクランクシャフトや専用工具などの整備用パーツ
ありゃ。な感触がラチェットハンドルから伝わってきました。
ネジ山が逝っちゃてる時特有の、あのグニュっとした感じ。
そんな感触が伝わってきた場所は
クラッチカバーの取り付け穴のネジ山不良を指差している様子
クラッチカバーの取り付けボルトの穴。
ここ、前にも書いたけど、なめてる率かなり高いです。
なぜなら、メーカーで組み立てる時、ネジ穴に残ったネジ山を切った際の切り子がそのままご丁寧に封入されていたりしますから。
ボルトを締める際、ボルトとネジ山の間に小さな切り子が噛み込んだまま閉められて、生まれて直ぐに壊された。みたいな可愛そうな事になってます。
キチンとネジ穴の中を掃除してから組み込んでくれればこんな事にはならないんだけど。
まっ、そこらへんがイタリアンな感じですよね(笑)
笑えないけど・・・
今回は
ネジ山修正のためタップを使って作業中のクランクケース
ネジ山修正するだけで済みましたが、修正しきれないほど駄目になっていて要ヘリサートなんて場合もあったりします。
今回のようにエンジンばらした時なら作業しやすいんですが、クラッチのオーバーホール作業の時にヘリサートするとなると、エンジン積んだままの作業なので結構やりづらいんですよ。
そんな時は心の中で 「このイ◎公め~、キチンと組みやがれっ!ちょろっと穴の中掃除してから組めばいいいってな簡単な事だろ!」と口汚く罵ったりしますが。

なんにせよ今回はあっさりネジ山修正だけで済んだから良いんですが。

っで、ここが逝ってるとヤバいってなポイントの
シフトリンケージのブッシュ部分を手作業で点検中の様子
シフトリンケージの穴の中の状態もOKな感じでホッと一安心。
この穴の中、以前、深い傷が入っていケースや、巣穴が開いてたりしたケースもありました。
そうなると、クランクケースとオサラバする事になりかねませんから。
この穴のチェックは、いつもドキドキ。
まぁ、ここが駄目だとオイルが滲んでいたりするから、外からチェックしてオイル滲みがなければ95%OKな感じですが。
油断はね、イタリアン相手だと出来ませんからね~(笑)

他に問題はなかったので、この後は、ケースから外せるものは外して、再度、クランクケースの最終洗浄した後、組み立て作業となります。

チェック修正チェックで一安心。

ふぅ。。。
なんか最近、真面目に仕事してんのか?
なんて思われそうなBlogばかり書いていた気がするから、いや、気がするではなく、そんなBlogばかりだったから、ちょっとは真面目に仕事してますよ!とアッピールする為、本日は、真面目にベスパネタだけ書いて去りゆきます。

いつも無理やりキャラ作ってお馬鹿なネタ書いてるから、、、疲れるんだよな~。
現実世界の自分は、面白い事など一つも口にしない、超まじめ人間ですから。
そんな堅物野郎ですよ。
本当に。
今日みたいな方が、自然体で書けるから書きやすいな~。
うん。
本当だよ。

じゃっ。そんな感じでシツレイイタシマス。

\ 最新情報をチェック /