オーバーホールの下準備とチャレンジャー by KBの遠藤

今日から、延びに延び続けていたvespa125GTRのエンジンオーバーホールを開始しました~。
よりによって、こんな寒くて雨降ってる中のスタートかい。トホホホホ~
と心の中で2.3ccの涙を流しつつ、汚れきったエンジンを、強力な洗剤つけてゴシゴシ擦って
洗剤で丸洗いされたvespa125GTRのエンジン

水でジャブジャブ丸洗い。
この秋初の、手がかじかみブルブル体験。
この作業は、必ず、その日の内に洗ったエンジンをバラせる時じゃないと出来ません。
水で丸洗いした後、数日間放置。なんて事をしてしまうと、万が一、エンジンの中に水が入り込んでしまっていたりした時は、クランクケース割ってみたら錆々、、、
どうしようもない事態となってしまいますから。

自分は、エンジンを3回洗います。
一回目は、クランクケースを割った時にエンジン内部に汚れが落ちない程度まで水洗い。
二回目は、エンジンバラした後に、クランクケースに残った汚れを、じっくり各部の汚れを再度、強力洗剤で水洗い。
三回目は、洗油で仕上げの洗浄。

ベスパ屋。という仕事を、大半の方は「お洒落な仕事」などと思っているようですが、その実情は、オイルや泥に塗れてドロンドロン、完全な「汚れ仕事」です(笑)
特に、KBの場合は、働いている人間が自分・・・
余計に、お洒落度ダウンと言うか、急降下で、欠片もお洒落感が漂いませんが・・・(笑)

話しが、脱線してしまいましたが、続き。

洗った後は、エンジンを、作業台の上でバラバラに。
サイコな時間でございます。
まずは、作業台の上に、新聞紙を敷いて、その上に
作業台に敷かれたゴムマットと新聞紙

ゴムのマットを敷いて、更にその上に、再度
阿部選手の200号が載った新聞紙面

新聞紙を敷いておきます。
その際、敷いた新聞をチョロッと読んでみたり。
本日は「よっ!阿部ちゃん、日本一!!!」と心の中で叫んでみました。
自分、野球は全く見ない上に、ルールすら知らないだけではなく、阿部選手は全く知らない人ですが。
更に、9/19の新聞でしたけど(笑)

そんな阿部選手の上に
新聞紙の上に置かれた分解前のエンジン本体

ゴメンなさい。と謝りつつ、エンジンをドカッと置いて、阿部選手のパワーを借りて、次の写真は、一気に、
分解後の綺麗なエンジン内部の様子

エンジン内部の写真です。。。
手が、油でデロデロになってしまうので、途中の写真は一切無し。
開けた結果、このエンジン、外見と違って、中はかなり綺麗なエンジンでした!
セレクタースパイダー部分のアップ(少しピンボケ)

ピンボケ写真ですが、セレクタースパイダーもそんなに状態悪くなかったし。
125ccでパワーが無い分、エンジン内部の消耗は少ないようで。

エンジンをばらす時は、一気にばらさず、じわりじわりと、イヤラシ~ク拷問するかのごとく、一つ一つのパーツをチェックしながら部品を外していきます。
「おらっ、キック外すぞ!いいのか?外すぞ? どうだ!グリグリしちゃうぞ!そら そら」と、サディステックな心を満足させてくれる時間が流れて行きますね~(嘘ですよ~w)

っで、
バラされた部品と交換予定部品の洗浄準備

使う部品、と、交換する部品を分けつつ、最終的な部品洗浄をして、エンジンオーバーホール第一段階終了と言った感じですかね~。
本日は、洗油に、汚れた部品を漬け置いたところで作業終了~。

次は、洗って、綺麗になったパーツを一つ一つチェックして、なんて地味な作業に突入ですね~。
多分、と言うか、今日までの作業以降は、秘密の作業がテンコ盛り な訳ではなく、集中して早く組み上げないと、修理待ちのベスパ達が待っているので、Blogのネタとしては登場しないと思われますが。
写真とって、作業して、次の作業になったらまた写真とって。
ってのは、思いの他、時間をロスしますからね~。


そして、タイヤ交換祭りは、地味に、開催中だったり。
本日のチャレンジャー、S様のタイヤ。
タイヤ中央に刺さった釘によるパンク痕

中々きてますね~。
真ん中はツルッツルのSKINHEAD!
っが、残念な事に、戦いの前に、釘が刺さってPUNK。。。
結果、チャンピオンの不戦勝!
挑戦者は、戦わずして敗者となってしまいました(笑)
求む!次のチャレンジャー!
いや、求む!なるべく余裕を持ってタイヤ交換をしてくれるお客様。
皆さん、攻めすぎです!
ほんの少し、守りの心を持っていただけたら(笑)
攻めすぎは、危険ですよ~!

明日も、雨なのかな?
雨だったら、休日出勤でもしてエンジンオーバーホールの続きでもしましょうかね~。
晴れたら、ショートツーリングにでも行っちゃいましょ~!
そんな夜です。
晩秋の晩酌。
酔い夜ですね~。
オヤスミナサイ

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