メッキ はがれる by KBの遠藤

今日も暑かったですね。
クーラー稼働させてました。
無理してもね。

そんな涼しい店内で、今日は、何処からかガソリンが漏れてくるPXのお漏らし箇所の確認作業。
タンク付近だと

PXのガソリン漏れを確認中の車体下部

思っていたんですが、まさかの展開

キャブレター周辺からの漏れの可能性を示すシーン

キャブの可能性もあり。
本日は、お漏らし箇所の特定に至りませんでした。
オーナー様、もう少々お待ちください。

そして今日は

「なるほどね!そりゃそうだ。」

と納得する事が。

自転車のパーツになってしまうんですが、アルミのクランク等をビカビカに光らせてやろうかと目論み

メッキに出す前のアルミ製自転車クランクパーツ

パーツをメッキ屋さんに送ろうかな~と思っていたんですが、そんなタイミングで、メッキ工場を営まれているお客様がご来店。
色々とメッキについて教えて頂きました。

異種金属間を組み合わせると電位差が生じ、電位腐食が起きます。

鉄とアルミだったり、鉄とステンレスだったり。
鉄を固定する際、ステンレスのボルトを使用したりすると、露骨に鉄とステンレスが接触している箇所から錆びて来たりしますよね。

それって、メッキがかけられたものにも言える事だとお客様に教えて頂きました。
言われてみれば、そりゃそうだ。
母材とメッキ層の金属は違いますもんね~。

亜鉛メッキは、表面の亜鉛は錆びるけど、それで母材の方を守っているようで。
対して、クロムメッキの方は、メッキ層が母材を守ります。っが、メッキ層の方が母材よりも錆びにくいので、電飾がメッキ層の下でヒッソリ静かに進行して行き、気付いた時には

表面は綺麗だが内部が腐食している部品の例1
表面は綺麗だが内部が腐食している部品の例2
表面は綺麗だが内部が腐食している部品の例3

表面のメッキは生きているけど、中はグスグス・・・
みたいなことになってる事も。

といっても、母材にメッキをかけないでそのまま剥き出しだったら、当然、酸化していきます。
メッキは、錆びていくスピードを遅らせる為に日々頑張っているので、とっても頑張り屋さんなんですよね。

お前、メッキのそんな事知らなかったの?
なんて言われそうですが、電蝕とメッキが頭の中で結びつく事が今までありませんでした。。。
無知でゴメンナサイ。

なんだか今日は疲れてます。
今夜は、自分という人間の無知を晒したところで去り行きます。
サヨウナラ

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