漏れも色々 俺も色々 by KBの遠藤

今日は、ガソリンがジャジャ漏れなPXの修理。
半端じy無く漏れてくるので、原因は、FL1以降のフューエルホースのお約束、フューエルホースが劣化して裂けちゃう病を発症してしまったと思っていたんですが、それは見当違いでした。
変な所がガソリンでビショ濡れ。
ガソリンが漏れてきている所を辿ってファンカバーを外すと
ガソリンが噴き出した場所だけが綺麗に洗われているファンカバー内部。
ファンカバーの中にある
フライホイールを外すと中に溜まっていたガソリン。
フライホイールを外してみたら、ガソリンが溜まっていました。
原因は
原因はクランクシャフトのオイルシール不良。
クランクシャフトオイルシールが駄目になっていた事。
と言っても、劣化して駄目になったわけではなく
一部が裂けてしまっていたオイルシール。
側面が一箇所、切れていました。
これ、入れる時に失敗したわけではなく、クランクケースが不良品だったが故に起きた事故。
クランクケースが製造された際、オイルシールが入る部分にキチンとアルミが回っていなかったようで、残念な事に、オイルシールの側面が当たる部分、一部、通常のクランクケースの半分くらいしか厚みがありません・・・
ついでに、バリまであったりして。
これ、工場でエンジン組んだ人は気付いていたと思うんだけどね~・・・
そこら辺が、イタリアンな感じなのかな(笑)

バリを削って、オイルシールを慎重に入れて試運転。
結果
修理後の試運転でガソリン漏れが止まったことを確認。
ガソリンが噴き出してくるのは止まりました。
っが、まだ油断できませんね。
試運転レベルの距離では大丈夫かもしれませんが、距離を乗ったら、また同じ事になる確率も高いです。
何せ、常に圧力がかかる部分なのに、ケースの厚みが一部、半分位しかありませんから。
オーナー様にある程度の距離乗って頂き、再度バラして点検ですね~。
再度圧縮漏れおこしたら、クランクケース要交換。
なんて事態になってしまうので、大丈夫な事を祈ります。

ガソリンが漏れる。
といっても、こんなイレギュラーなパターンもあるんですよね。

そういえば、〆の作業としてタイヤのローテーションをした際
ドライブシャフトのセンターナットが緩んでいたため増し締め。
ドライブシャフトのセンターナットが緩んでいる。などという、こちらは、お約束なレギュラー選手なトラブルも。
幸いにして早期発見だったから増し締めでOKでしたが。
これ、新車の時にガッツリ締めておけば発生しないトラブルなんですけどね~。

さて、帰って晩酌かますかな。
明日は水曜日。
定休日です。
作業が押し気味だから・・・
やらなっきゃ追いつかないかな。

もう少し暖かくなったら、バンバンとツーリングに行けるよう、寒い時に頑張っておきましょう。
そんな感じでサヨウナラ

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