中古車整備なP125X その6 by KBの遠藤


さて続き。昨日書きましたが、このエンジンは、大きなトラブルを抱えていました・・・

それは、

焼き付いて傷ついたベスパのピストン


ピストン&シリンダーの焼き付き・・・

まっ、トラブルとしてはありがちだし、普通に、シリンダーをボーリングして、オーバーサイズピストンを組み込む。もしくは、ボアアップキット組んで、いっちょ上がり!となるんですが、この車輌、そこまで部品代をかけてしまうと、ここまで既に、かなりの時間&部品代をつぎ込んでいる訳で、そういう事をしたからと言って、車輌の販売価格を上げられるような外観の車輌でもないし・・・

さらに、赤字街道を爆走し続ける破目に。。。

ここが、この車輌一番の悩みどこ。。。

このまま整備をやめて倉庫に封印。なんてのも選択肢の一つ。なんですが、ここまで手を付けてしまったし。

なんて。どうしましょ。

と悩んだ結果、出した結論は、、、倉庫から、走行距離の少ないP125Xを引っ張り出してきて必要な部品をハグッてしまう。です(笑)

この部品取りとなる車輌、とっても惜しい奴。
走行距離は1585km

これ、一種の賭けだったり。エンジンばらしても、目的のピストン&シリンダーは使えないかもしれないし。。。半か丁か。。。
そんな賭けは、

走行距離が少なく状態の良いピストン


見事勝利!

走行距離通りな、とっても状態の良いピストンさんがコンニチハ。感謝。

このピストン&シリンダーを組み込み込む事が決定!

ついでに、いなくなっていたバックプレートAssyも、イタダキマス。

と言っても、コイルから生えてる配線は、

劣化して断線しかけた電装配線のクローズアップ


枯れかかっています。。。いや、枯れきって、土に返る寸前。

まぁ、これもお約束。30年近く経っているんで当然ですね。。。

劣化した配線は、爽やかに

配線交換後の新品状態のコイルと配線


交換。

そんな感じで、エンジンオーバーホール完了まで、あと一歩。

自分の脳味噌も、アルコールのもたらす作用によって枯れるまで、後一歩。。。

ヘベレケです。

もう少し呑んで、寝ときます。

オヤスミナサイ

\ 最新情報をチェック /